気を込めた家づくりが大切〜CS実現が基本!〜被害者が告発する「欠陥住宅タマホーム」

1、週刊現代の記事 2、みのもんたの責任も大きい?
 11月8日号の週刊現代に[みのもんたよ、どこが「大安心の家」
なのか、被害者が告発する「欠陥住宅タマホーム」]という記事が掲載された。3人の被害者の告発内容が4ページに渡って大きく掲載されている。
記事は品質の悪さと対応の悪さを訴えている。千葉県A邸「屋根
裏の柱や梁のボルト22ヵ所がユルユル」「石膏ボードが張られておらず延焼のおそれ」「断熱材が歯抜け状態」...大阪府B邸「天井の高さが5.6cmも足りず、食器棚が入らない」「設計ミスで玄関が90度しか開かない」... 滋賀県C邸「電気配線に欠陥で洗面所で米炊き」「頼んでもいない蛇口が壁から!」...これはたまたまの事例であろうが、本当に信じられない内容である。
タマホームの仕事をしたことがある某職人に確認したが、安いが
何も言われないから楽とのこと。「良品質施工をせよ、現場きれいを徹底せよ、好印象マナーを実行せよ」と厳しく求める私にとって感心しない姿勢である。その職人にせっかくの良い習慣が失われるのですぐやめるように指示したことが昨日のように思い出される。
 またあるプレカット工場で発見したのだが、グリーン材があり、たずねるとタマホームの材とのこと。構造材にグリーン材が使われている例(この工場だけかも)で、聞けば予算がないからグリーン材になるとのこと。価格優先で品質は後回しになっている。悲しい事例である。安いから仕方ないで通るものではない。
 本来住宅は、お客様が生命を担保にして求める家族の幸福の城である。だから顧客の期待に応えて満足と感動を実現することが住宅会社の責務である。そのため気を込めて施工する必要がある。前橋工科大学大学院教授であり、建築社会学者である樫野紀元先生が建築雑誌JABSにおいて「建物をつくるとき「気」が多く込められるほど、その建物は人に心地よさと活力を与え、長期耐用の良好な社会資産として価値を高める。建物に込められた「気」は居住者の感性や気質に影響を与える。「気」が込められたキリっとした空間は心にゆとりをもたらす。そして工事に携わる人が心を込めて施工するとき、その建物には「気」が多く込められる」と書かれている。タマホームの今回の記事はまったく逆のことで実に悲しい現象といわざるを得ない。
 あまりの急成長では品質はついていけない。社員も職人も実力ある良質な人材をそろえることは不可能である。その結果がこの記事の内容になったと思われる。残念なことである。商売は感心するほど実にうまい。しかし品質も責任を持ってほしい。猛反省してほしいものである。
 記事の中でみのもんたが司会を務めるテレビ番組宛の窮状を訴える手紙に対して、返ってきたのは東京の弁護士事務所からの配達証明で、「当職らはタマホーム株式会社の代理人として」と始まっていた弁護士5人の連盟の封書...云々は問題の本質を見せているといえる。通常はこのような対応はしないものでいかに苦情が多いかということがわかる。
 不正を糺す社会派的なイメージのみのもんたが「タマホームいいねえ」という。彼が宣伝しなければここまで伸びていないし信用もついていないと思う。これから告発が増えたらどうするのだろうか。他人ごとながら心配である。
3、CS工務店はより気を込めよう
 CS実現を徹底している地場工務店はこのようなタマホームの事例から学ばねばならない。家族の幸福の城をつくる責任がある。より一層気を込めた家づくりをする大切さを忘れないでほしい。
 この記事では指摘されていないがタマホームを含めてローコスト住宅の安い坪価格のおとり商法も問題としておきたい。すべてを入れると他社とほぼ同じ価格になってしまう。客寄せのためのおとり商法を許してはいけない。国土交通省や消費者庁は何が何でもこのおとり商法を糺していかねばならない。

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